チャエン

株式会社デジライズ 代表取締役

チャエン

「Claude Codeがすごいのは分かったけど、具体的にどう業務に使えばいいの?」

こんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。Claude Codeの機能や設定方法は理解できても、実際に自分の業務にどう落とし込めばいいのかが分からないと、なかなか一歩を踏み出せないものです。

この記事では、非エンジニアの経営者が実際に毎日使って成果を出している活用事例だけを10個厳選してご紹介します。X投稿の自動化から人事評価シートの自動生成まで、すべて実務で検証済みの事例です。読み終わる頃には「自分の業務にはこう使えばいいんだ」というアイデアがきっと湧いてくるはずです。

本記事はClaude Code解説シリーズの第4弾です。Claude Codeの基本から知りたい方は、ぜひ第1弾から順にお読みください。

  1. Claude Codeとは?
  2. セットアップ完全マニュアル
  3. 初期設定9選
  4. 活用事例10選(本記事)

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Claude Codeで業務が10倍速になる理由

Claude Codeで業務が10倍速になる理由

「10倍速」と聞くと大げさに感じるかもしれませんが、これにはきちんとした理由があります。

Claude Codeの最大の強みは、一回やった仕事を「スキル」として固定化し、何度でも使い回せるという点です。

たとえば、あなたが毎週やっている定型業務を一度Claude Codeに教えると、それが「スキル」として保存されます。次回からは /スキル名 と一言入力するだけで、同じ作業が自動で実行されます。テンプレート化によって再現性が生まれるため、仕組みを作れば作るほど、あなたの生産性はどんどん上がっていきます。

以下で紹介する10の事例は、すべて実際の業務で使って成果が出ているものばかりです。「こんな使い方もあるのか」というヒントを、ぜひ見つけてみてください。

事例1. X投稿の完全自動化

こんな課題を解決

  • SNSの投稿を毎日続けたいけれど、ネタ探しから文章作成まで時間がかかりすぎる
  • 下書き保存して確認してから投稿したいが、手作業だと面倒で続かない

Claude Codeでどう解決したか

Claude Codeでどう解決したか

Claude Code上で「xurl API」というツールを使い、X(旧Twitter)上の情報を自動で取得します。取得した情報をもとにClaude Codeが投稿文を生成し、Typefully(タイプフリー)という海外のSNS管理ツールと連携して下書き保存まで自動で行います。

Typefullyは、X投稿の下書き保存やスケジュール管理ができるツールです。XのAPI(外部からサービスを操作するための仕組み)だけでは下書き保存ができないため、Typefullyと組み合わせることで「作成→確認→投稿」の流れをスムーズに実現しています。

この一連の処理はスキル化(/x-post)されているため、毎回ゼロから操作する必要はありません。

ポイント

  • 「API単体でできないこと」は、別のツールを組み合わせることで解決できます。Claude Codeは複数のツールをつなぐ「接着剤」の役割を果たしてくれます。

事例2. 議事録からお礼メールまでの自動パイプライン

こんな課題を解決

  • Web会議のたびに議事録を書き起こし、参加者にお礼メールを送るのが手間
  • 会議が多い日は後回しになり、結局送り忘れてしまう

Claude Codeでどう解決したか

Claude Codeでどう解決したか

会議が終わると、Notta(ノッタ)というAI文字起こしツールが自動で音声をテキスト化します。そのテキストデータがNotionのデータベースに格納されると、Claude Codeが定期実行(スケジュール処理)で自動的に検知します。

検知後、Claude Codeは以下の処理を自動で行います。

  1. 文字起こしデータから要点を抽出し、議事録を作成
  2. 参加者ごとにカスタマイズしたお礼メールの下書きを作成
  3. Notionのデータベースを更新

あなたがやるのは、下書きされたメールを確認して送信ボタンを押すだけです。

ポイント

  • 「Notionのデータベース更新をトリガーにする」という設計が肝です。同じ仕組みで、他のデータベース更新をきっかけにした自動処理にも応用できます

事例3. M&A案件メールの自動精査

こんな課題を解決

  • M&Aの仲介会社から大量のメールが届くが、一件ずつ目を通して評価する時間がない
  • 有望な案件を見落としてしまうリスクがある

Claude Codeでどう解決したか

GAS(Google Apps Script)というGoogleのスクリプトツールを使い、Gmailから案件メールを自動で取得します。取得したメール内容をGemini(GoogleのAI)に渡してスコアリング(点数付け)と分析を行い、結果をスプレッドシートに一覧化します。

さらに、スコアリング結果はSlackにも自動通知されるため、「こんな案件が来ましたが、いかがですか?」というAIの分析コメント付きで確認できます。詳細な分析レポートはGoogle Driveに自動保存されるので、後から見返すことも簡単です。

ポイント

  • この事例のようにClaude Code単体ではなく、GAS・Gemini・Slackなど複数のツールを組み合わせた自動化パイプラインも構築できます。あなたの職場で「大量のメールを手作業で仕分けている」業務があれば、同じ発想で自動化を検討してみてください

事例4. 登壇イベントレポートの一括生成

こんな課題を解決

  • イベント登壇後にレポート記事を書きたいが、文字起こし→執筆→画像配置→WordPress投稿と、工程が多くて時間がかかる
  • 登壇が続くとレポートが溜まってしまう

Claude Codeでどう解決したか

Claude Codeでどう解決したか

イベントの音声をNottaで文字起こしし、そのデータと当日の写真をClaude Codeに渡します。Claude Codeはテキストと画像をもとにレポート記事を自動生成し、WordPress APIを使って画像付きの下書きまでを一気に作成します。

特に便利なのは、画像の配置まで自動で行ってくれる点です。「ここにこの画像を入れて」と指定しなくても、文脈に合った場所に適切に画像を挿入してくれます。

この処理もスキル化してあるため、別のイベントでも同じフローをすぐに使い回せます。

ポイント

  • スキル化のメリットが最も分かりやすい事例です。「文字起こし+画像→記事生成→CMS投稿」というテンプレートは、セミナーレポートや研修報告書など、さまざまな場面に応用できます

事例5. 求人票のブラウザ自動入力(Playwright)

こんな課題を解決

  • 採用管理システム(HERP)で求人票を作成したいが、入力項目が多くて手間がかかる
  • HERPには求人作成用のAPIが提供されていないため、通常の自動化手法が使えない

Claude Codeでどう解決したか

Claude Codeでどう解決したか

ここで登場するのがPlaywright(プレイライト)です。PlaywrightはMicrosoftが開発した、Webブラウザの操作を自動化するフレームワーク(ツール)です。

Claude Codeに対してPlaywrightの使用を指示すると、AIが実際にブラウザを起動し、HERPの求人票入力画面を開きます。そして、職種名、職務内容、応募条件といった各項目を一つずつ自動で入力していきます。

ポイント

  • 「APIがないサービスもPlaywrightで突破できる」というのが、この事例最大のポイントです。社内で使っているWebサービスにAPIが用意されていなくても、ブラウザを直接操作する方法でほぼすべての業務を自動化できます。あなたの職場にも「手入力が面倒なWebシステム」はありませんか?

事例6. CLAUDE.md品質監査プラグイン

こんな課題を解決

  • Claude Codeの動作を定義する「CLAUDE.md」ファイルが増えてきたが、品質にばらつきが出てきた
  • ルールやプロンプトが古くなっていないか、定期的にチェックしたい

Claude Codeでどう解決したか

CLAUDE.mdとは、Claude Codeに「こういうルールで動いてね」と指示を書いておくファイルです。プロジェクトが大きくなるほどこのファイルも複雑になり、管理が大変になります。

この事例では、Claude Code自身にCLAUDE.mdの品質をスコアリングさせる仕組みを構築しています。「ルールの明確さ」「スキルの整備状況」「アーキテクチャの分かりやすさ」などの項目をAIがチェックし、100点満点でスコアを算出します。

定期的にこの診断を実行することで、プロンプトやスキルの品質を常に高い状態に維持できます。

ポイント

  • 「AIにAI自身の設定ファイルを監査させる」というメタ的な使い方です。あなたがClaude Codeを使い始めてCLAUDE.mdが育ってきたら、ぜひこの品質チェックの仕組みも取り入れてみてください

事例7. freee × MCP連携で経理・人事を自動化

こんな課題を解決

  • 日々の業績チェック、請求書の発行、経費精算など、経理・人事系のルーティン業務に時間を取られている
  • freeeを使っているが、データの確認や入力は手作業が多い

Claude Codeでどう解決したか

freeeが提供するMCP(Model Context Protocol)と連携します。MCPとは、AIが外部のサービスやデータに安全にアクセスするための標準的な仕組みで、簡単に言えば「AIとサービスをつなぐ橋」のようなものです。

このMCPを設定すると、Claude Codeのチャット画面から自然言語で「今月の売上を確認して」「この取引先に請求書を発行して」と指示するだけで、freee上の操作が自動で実行されます。財務分析、請求書発行、経費精算といった作業がチャットだけで完結します。

なお、この連携はClaude CodeだけでなくCowork(デスクトップアプリ版のClaude)でも同様に利用可能です。

ポイント

  • MCPに対応しているサービスであれば、同じ要領で連携が可能です。freee以外にも、今後MCP対応のサービスは増えていくことが予想されます。あなたが使っている業務ツールがMCPに対応しているか、一度チェックしてみる価値はあるでしょう

事例8. 統一メモリーで自分専用AIを育成

こんな課題を解決

  • Claude Codeに毎回同じ背景情報や好みを伝えるのが面倒
  • 使えば使うほど賢くなってほしいが、セッションが変わるとリセットされてしまう

Claude Codeでどう解決したか

この事例では、Claude CodeとOpenClaw(オープンクロウ)というAIエージェントツールを併用しています。

日々の業務をClaude Codeに実行させると、その内容をOpenClawが自動で整理し、MEMORY.mdというファイルに保存します。あなたの業務内容、判断パターン、好みなどが蓄積されていき、翌日以降のClaude Codeはその記憶をもとに、よりあなたに合った対応をしてくれるようになります。

いわば「自分専用のAIアシスタント」を育てていくイメージです。

ポイント

  • AIの性能は「どれだけ情報を与えられるか」に尽きる、という考え方が重要です。あなたの業務をどんどんAIに見せて、メモリーとして保存していく。この設計を意識するだけで、AIの活用レベルは格段に上がります

事例9. スマホからClaude Codeを遠隔操作(remote-control)

こんな課題を解決

  • PCでClaude Codeの作業を走らせているが、外出しなければならない
  • 出先から進捗を確認したり、追加の指示を出したりしたい

Claude Codeでどう解決したか

Claude Codeにはremote-controlというコマンドが用意されています。PCでClaude Codeを実行中に、ターミナルで remote-control と入力すると、スマートフォンのブラウザからそのセッションにアクセスできるようになります。

これにより、散歩中やランチタイムでも、スマホで進捗を確認したり、新しい指示を出したりすることが可能です。PCとスマホをうまく使い分けることで、場所を選ばない働き方が実現します。

ポイント

  • 「PCの前にいないと作業が止まる」という制約を取り払える機能です。長時間かかる処理をClaude Codeに任せておき、外出先からスマホで確認する——そんな使い方を、ぜひ試してみてください

事例10. 人事評価システムのExcel自動生成

こんな課題を解決

  • 役職ごとに異なる評価項目を持つ人事評価シートを作りたいが、関数やマクロの設計に膨大な時間がかかる
  • 外部のコンサルタントに依頼すると費用も高い

Claude Codeでどう解決したか

Claude Codeに「営業部長向けの人事評価シートを作って」と指示するだけで、以下の要素を含む本格的なExcelファイルが自動生成されます。

  • 役職ごとの評価マトリックス: 営業部長、マネージャーなど、役職に応じた評価基準を自動で切り替え
  • 定量評価・定性評価のマスターデータ: 数値目標と行動評価の両面を網羅
  • 昇給シミュレーション: 評価結果に基づいた昇給額の試算機能

以前は何十時間もかけていた作業が、ノウハウさえあればわずか2〜30分で完成します。Excelは自由度が若干限られる分、Claude Codeはプロレベルの関数を正確に組んでくれるため、コンサルタントに外注するのと遜色ないクオリティの成果物が手に入ります。

ポイント

  • 「複雑なExcelを作る」というのは、実はClaude Codeが最も得意とする分野の一つです。関数設計、条件分岐、データ整合性のチェックまで、AIが一貫して行ってくれます。あなたの職場で「Excel職人」に頼んでいた業務があれば、まずClaude Codeに相談してみてください

まとめ|活用のコツは「スキル化」と「仕組み化」

ここまで10の活用事例をご紹介しました。改めて一覧表で振り返ってみましょう。

No.事例名カテゴリ主な連携ツール
1X投稿の完全自動化SNS運用xurl API, Typefully
2議事録→お礼メールの自動化コミュニケーションNotta, Notion
3M&A案件メールの自動精査メール処理GAS, Gemini, Slack
4登壇イベントレポートの一括生成コンテンツ制作Notta, WordPress API
5求人票のブラウザ自動入力採用業務Playwright, HERP
6CLAUDE.md品質監査AI管理Claude Code単体
7freee × MCP連携経理・人事freee MCP
8統一メモリーで自分専用AI育成ナレッジ管理OpenClaw
9スマホから遠隔操作ワークスタイルremote-control
10人事評価Excel自動生成バックオフィスExcel

10事例に共通する成功のポイント

これら10の事例に共通しているのは、「一回作った仕組みを”スキル”として保存し、使い回している」という点です。

Claude Codeの真価は、単発の作業を速くこなすことだけではありません。良いプロンプトや仕組みを「資産」として蓄積していくことが、長期的な生産性向上のカギになります。

  • 最初は手動で試行錯誤する
  • うまくいったらスキル化して保存する
  • 次回からはコマンド一つで実行する

このサイクルを回すことで、あなたの業務は加速度的に効率化されていきます。

Claude Code解説シリーズを振り返って

本シリーズでは、全4回にわたってClaude Codeを徹底解説してきました。

テーマ内容
第1弾Claude Codeとは?基本概要、料金プラン、使い方の全体像
第2弾セットアップ完全マニュアルインストールから初回起動までの手順
第3弾初期設定9選使い始める前にやっておくべき設定
第4弾活用事例10選(本記事)実務で成果が出ている使い方10選

第1弾で「何ができるか」を知り、第2弾で環境を整え、第3弾で設定を済ませ、そしてこの第4弾で「実際にどう使うか」のイメージを掴む。ここまで読んでいただいた方は、もうClaude Codeを業務に活かす準備が整っています。

ぜひ今日から、あなたの業務で「これ、自動化できないかな?」と思うことを一つ見つけて、Claude Codeに相談してみてください。その一歩が、業務効率を大きく変える第一歩になるはずです。


とはいえ、「自社の業務にどう活かせばいいのか」「社員にどう展開すればいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

デジライズでは、ChatGPT, Geminiをはじめとしたさまざまな生成AIの導入研修を行っています。まずはミーティングにてあなたの業務内容を丁寧にヒアリングし、現場で本当に価値を発揮するAI活用法をゼロから一緒に形にしていきます。AIの専門家が実務への定着まで伴走いたしますので、社内に専門のIT担当者がいない企業でも安心して導入を進めていただけます。

「まずは何ができるか知りたい」といった情報収集段階でのご相談も大歓迎です。導入の流れや具体的な支援内容をまとめた資料を以下よりご覧いただけますので、ぜひお気軽にご活用ください。

この記事の著者 / 編集者

チャエン

株式会社デジライズ 代表取締役

チャエン

法⼈向けのAI研修、及び企業向けChatGPTを開発する株式会社デジライズをはじめ、他数社の代表取締役。一般社団法人生成AI活用普及協会評議員を務めながら、GMO AI & Web3株式会社など他数社の顧問も兼任。NewsPicksプロピッカーも兼任。Twitterはフォロワー16万⼈。⽇本初AIツール検索サイト「AI Database」やAIとの英会話ができる「AI英会話」など複数のAIサービスも開発。ABEMAやTBSテレビなどメディア出演も多数。