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2025.8.5

新潟県長岡市でAIセミナーに登壇しました——地方企業こそAI活用で大きく飛躍できる理由

長岡の皆様の熱意に圧倒された土曜日

先日、新潟県長岡市でAIセミナーに登壇させていただきました。AXコンサルティング様主催のイベントで、約30名の方々にお集まりいただき、1時間みっちりAI活用についてお話しさせていただきました。

正直、土曜日の貴重な時間を使って参加してくださった皆様の熱意に、私の方が圧倒されました。今回は、そのセミナーでお話しした内容を、参加できなかった方々にも共有したいと思います。

なぜ私は全国を飛び回ってAIを伝えているのか

日本の危機的な状況をお伝えしたい

セミナーの冒頭で、私はこうお話ししました。

「シリコンバレーに行くと、AI研修会社なんて存在しないんです。なぜか?みんな当たり前のように使いこなしているから。でも日本は違う。『AIって何?』という企業がまだ大半なんです」

私は株式会社デジライズを経営していますが、創業2年で350社、3万5000名以上の方々にAI研修を提供してきました。これは誇るべき数字ではありません。それだけ日本が遅れている証拠なのです。

今週だけでも、大阪、長岡、そして来週も全国各地でセミナーや研修を行います。なぜそこまでするのか?

日本が世界から完全に取り残される前に、一人でも多くの方にAIの可能性を知っていただきたいからです。

セミナーで最も反響があった「AI活用の具体的な方法」

1. まず導入すべき「AI三種の神器」

参加者の方から「どのAIツールを使えばいいですか?」という質問をいただきました。私の回答は明確です。

必須ツール:

  • Claude(クロード) – 月20ドル
  • ChatGPT Plus – 月20ドル
  • Gemini – 無料でもOK

合計で月40ドル(約6,000円)。これで、IQ140相当の頭脳を24時間365日使い放題になります。

私自身は、ClaudeとChatGPTの両方に課金していますが、それぞれ使い分けています。

Claudeの使いどころ:

  • コード生成・プレビュー(圧倒的に優秀)
  • 長文の処理
  • 複雑な思考が必要なタスク
  • MCP(Model Context Protocol)での他ツール連携

ChatGPTの使いどころ:

  • Excel/CSVの解析(これは本当に神レベル)
  • 画像生成
  • Web検索(o1モデルの検索精度がすごい)

2. 業務効率を10倍にする周辺ツール

文字起こしは「Notta」一択

セミナー中も実演しましたが、私は常にNottaで文字起こしをしています。

Nottaを選ぶ理由:

  • オフライン・オンライン両方対応
  • リアルタイム文字起こし
  • リアルタイム翻訳(海外出張で重宝)
  • 議事録の自動生成

「学生さんなら、授業を全部録音して後でまとめればいい。もう授業に出なくてもいいかもしれません」とお話ししたら、会場から笑いが起きました。でも、私は本気です。

資料作成の革命「Manus」

プレゼン資料の作成に悩んでいる方には、Manusを強くお勧めしました。

Manusの実力:

  • 14ページの資料を60ページに自動拡張
  • 議事録から提案書を自動生成
  • 編集不要でそのまま使えるクオリティ
  • ブラウザ自動操作機能(これが本当に革命的)

実際に、私たちの会社でも、多くの提案書をManusで作成しています。

参加者との対話で生まれた深い気づき

学生からの質問が生んだ感動

セミナーには学生の方も参加してくださっていました。「これから何を学ぶべきですか?」という質問に、私はこう答えました。

「学生なら開発に全振りしてください。Cursor(カーソル)を使えば、日本語だけでアプリが作れます。月3,000円の投資で、無限に成長できる時代です」

実は、弊社では高校生インターンを雇用していますが、彼はCursorを使って、一時期日本でトップシェアを誇るアプリを開発しました。プログラミング経験はほぼゼロからのスタートでした。

ビジネスモデルについての鋭い質問

ある参加者の方から、弊社のビジネスモデルについて非常に鋭い質問をいただきました。

「研修だけでなく、今後どのような事業展開を考えているのですか?」

私は正直にお答えしました。

デジライズの戦略:

  1. 研修から入る(敷居を低く)
  2. 追加研修・コンサルティングへ展開
  3. 最終的に開発案件へ
  4. LTV(顧客生涯価値)を最大化

実際、弊社のLTV/CACは12倍という、業界平均(3-4倍)を大きく上回る数値を出しています。

私の情報収集・発信術を全公開

なぜ私は深夜3時間を情報収集に充てるのか

「16.8万フォロワーもいて、どうやって情報収集しているんですか?」

この質問には、包み隠さずお答えしました。

私の日課:

  • 毎日深夜12時〜3時頃:リサーチとX投稿作成
  • 会社経営の合間の移動時間:Xのタイムラインチェック
  • 1日5投稿を目標に設定

効率化の秘訣:

  1. Xのタイムラインを完全にAI情報に特化
  2. 興味のない投稿は即「興味なし」でアルゴリズム最適化
  3. 重要情報はブックマーク
  4. 自分の過去投稿を学習させたAIボットで下書き作成
  5. 最終チェックは必ず自分で実施

「メモを取らない」という選択

参加者の皆様が最も驚かれたのは、私が「メモを一切取らない」ということでした。

理由は明確です:

  • ChatGPTが全て記憶してくれる
  • 文字起こしツールで完全な記録が残る
  • 覚えられない情報は、そもそも重要ではない

「目次だけ覚えておいて、詳細はAIに聞けばいい」——これが私の情報管理術です。

日本のAI市場の可能性について

1.8兆円の市場で、なぜトップ企業が100億円程度なのか

セミナーでは、日本のAI市場についても詳しくお話ししました。

衝撃の事実:

  • 日本のAI市場規模:1.8兆円(2030年には4.1兆円予測)
  • 年間成長率:30%
  • トップ企業の売上:わずか100億円程度

これは異常な状況です。市場の1%も取れていない。つまり、チャンスしかないということです。

長岡の参加者へ伝えた「3つのメッセージ」

1. 基準値を上げることの重要性

特に若い参加者の方々に強調したのは、「最初の環境が人生を決める」ということです。

「1,000円の商品を売る会社で働いた人と、1,000万円のコンサルを売る会社で働いた人では、独立後の発想が全く違います。視座の高い人、大きなビジョンを持つ人と関わってください」

2. 今すぐ始められる人が勝つ

「AIの学習コストはほぼゼロです。月3,000円あれば、ChatGPTが使える。必要なのは知的好奇心と意欲だけ。この瞬間から始められる人が、次の時代の勝者になります」

3. 地方にこそチャンスがある

長岡でセミナーをして確信しました。地方の方が、真剣にAIと向き合っているということを。

都市部では「AIブーム」として消費されがちですが、地方では「生き残りをかけた真剣勝負」として捉えられています。だからこそ、地方から本当のイノベーションが生まれると信じています。

セミナーを終えて——参加者の皆様から学んだこと

今回のセミナーで、私自身も多くのことを学ばせていただきました。

参加者の方々の質問レベルの高さ、真剣な眼差し、そして「今日から始めます」という決意の言葉。これらすべてが、私に「もっと頑張らなければ」という思いを新たにさせてくれました。

セミナー後、ある参加者の方が言ってくださった言葉が忘れられません。

「今まで『AIは東京の話』だと思っていました。でも、長岡でも、いや長岡だからこそ、AIで大きく変われるんですね」

その通りです。AIに地域格差はありません。むしろ、真剣に取り組む地方企業の方が、大きく飛躍する可能性を秘めています。

最後に——次回は、あなたの街で

今回、長岡でセミナーを開催できたことを心から感謝しています。AXコンサルティング様、そして貴重な土曜日に参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

私はこれからも全国を回り、一人でも多くの方にAIの可能性を伝えていきます。次は、あなたの街でお会いできることを楽しみにしています。

今すぐできる3つのアクション:

  1. Claude or ChatGPTに課金する(月3,000円〜)
  2. 私のX(@chaen)をフォローして最新情報をキャッチ
  3. Cursorで簡単なアプリを1つ作ってみる

AIは難しくありません。必要なのは、一歩踏み出す勇気だけです。


追伸:セミナーの内容は録音・文字起こししていますので、ご興味のある方はお問い合わせください。また、あなたの会社・地域でもセミナーを開催できます。お気軽にご相談ください。

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