20時間の資料作成を半分以下に。自動車業界の「知見」をAIで資産化し、カーディーラー支援を加速させる組織変革
株式会社チームエル 様
導入前の課題
- クライアント向けのプレゼン資料作成に膨大な工数がかかり、若手では20時間を要するなど、作業スピードや品質に大きなバラつきが生じていた
- 商談後の議事録作成やタスク整理といった事務作業の負荷が非常に大きく、顧客への迅速なレスポンスと社内での知見共有を阻む要因となっていた
- 業界コラムの執筆やメール対応といった「書く業務」が個人のスキルや経験に依存しており、言語化にかかる心理的・時間的負担が本来の戦略思考を圧迫していた
導入後の効果
- AIによる構成案の自動生成でプレゼン資料の作成工数を半分以下に削減。組織全体で高品質な提案をスピーディーに行える体制を構築した
- 録音データから AI が議事録とTo-Doリストを即座に生成。商談当日に顧客へ共有するスピード対応を標準化し、現場の知見を即座に資産化する仕組みを確立した
- コラム執筆時間を5分の1(2時間→30分)に短縮。構成や要素の壁打ち、論理構成や文体チェックにAIを活用し、発信の質と量を両立させている
目次
会社紹介
チームエルは、東京を拠点に、自動車業界(カーディーラー・整備業)に特化した経営コンサルティングを展開するプロフェッショナル集団です。全国チェーンの「カーリンク」本部を運営し、加盟店様やクライアント企業の成長を直接支援する「伴走型コンサルティング」を強みとしています。
「関わる全ての人々に対して誠実であること」「主体性の高い人材を育成し、仕事の喜びを世の中に広めること」「環境に適応し続ける企業を輩出し、社会に活力を与えること」これらの指針を活動の軸に据え、自動車業界、ひいては社会全体の発展に貢献することを目指しています。
生成AI導入前の課題感
自動車販売・整備業を中心に、経営課題の解決を支援するコンサルティングを主軸とするチームエルにとって、本来注力すべきは「経営の相談やアドバイス」という直接的な支援にあります。しかし、実際にはプレゼン資料の作成や、商談後の議事録を作成するといった業務に、多くの工数が割われていました。
特に若手メンバーがプレゼン資料作成に20時間を費やすなど、「見えない部分」での生産性の低さが本来の価値提供を妨げる壁となっていたのです。これらの工程をAIで効率化し、社内でAIを使うことを「当たり前」の状態にする。この明確な目的意識が、AI導入への確かな一歩となりました。
生成AI導入研修後の効果
チームエルではAIを「自動車業界の専門知識を持つパートナー」として位置づけ、実務への組み込みを加速させました。
まず、プレゼン資料の構成案作りや、商談後の議事録・To-Doリストの作成といった事務業務をAIで自動化しました。資料の作成時間は半分以下に短縮され、商談当日に議事録を顧客へ共有するスピード対応も標準化。こうした効率化によって生まれた時間は、そのまま顧客への伴走支援に充てられています。
業界向けコラムの執筆時間は従来の5分の1に短縮されました。AIと構成案や要素を「壁打ち」しながら論理構成を固め、最終的な文体チェックまでを共同で行うフローを確立したことで、独自の文体を損なうことなく、より質の高い情報をスピーディーに発信できるようになっています。
さらに、業務への応用法も広がっています。エクセルの複雑なマクロ構築をAIにサポートさせたり、クライアントのイベント用BGMをAIで作曲したりと、非IT人材でも自力で解決できる領域が拡大。「やりたくても時間がなかった」クリエイティブな試みが、次々と形になっています。
今後の展望
私たちが目指しているのは、長年培ってきた自動車業界の知見をAIに集約し、それをコンサルタントが自在に引き出せる仕組みを作ることです。店舗からの相談に対してAIが回答のヒントを提示し、コンサルタントがそれを磨き上げる。そのために、日々のミーティングやふとしたアイデアが自動的に蓄積され、常にアップデートし続ける環境の構築を進めています。
事務的な作業はAIに任せ、社員が日々の活動で生まれるリアルな知見や現場のアイデアを「組織の頭脳」として資産化していく。最新テクノロジーを武器に、自動車業界の新たな成長モデルを、チームエルは追求し続けていきます。
