会計事務所が変わる AI活用がもたらす業務効率化と提案力向上の新ステージ
株式会社ニシオカ 様

導入前の課題
- AIと会計業務の親和性は感じていたが、日常業務への具体的な落とし込みが不明だった
- 担当者のITスキルに差があり、社内で活用イメージを共有しにくかった
- 乱立するAIサービスの中で、セキュリティ面も含めて安心して使えるものを選定しづらかった
導入後の効果
- AIリスキリングにより「まずはAIに聞いてみよう」という風土が生まれ、活用が加速した
- AI活用の議論が活発化し、全社的にノウハウが蓄積された
- 議事録作成、Excel関数作成、資料の要約・分析などで時短・品質向上を実感できた
- 「AI Works」を導入し、セキュリティ面の懸念が払拭され、お客様データも安心して扱えるようになった
目次
会社紹介
株式会社ニシオカは、和歌山県下最大規模の会計事務所です。
豊富な人材と経験を活かし、会計業務だけにとどまらず、経営や人事に関するコンサルティングなど幅広いサービスを提供しています。
また、弁護士や司法書士をはじめとした外部専門家との連携により、企業活動を包括的に支援するワンストップ型のサービスを展開しています。
課題感
AIが会計事務所業界に適しているという漠然とした認識はありましたが、実際の業務にどう活用するかについては、担当者間でITスキルにばらつきがあり、具体的な方法が明確ではありませんでした。
また、お客様のデータを取り扱う上で、AI関連サービスが多岐にわたる中、セキュリティ面で安心して利用できるサービスを見極めるのが課題でした。
生成AI活用の効果
これまでAIの有用性について社内で深く議論する機会はありませんでしたが、リスキリングをグループで進めることで、AI活用の重要性を社員全員で考える場が生まれました。
AIに関する知識が向上したことで、「まずはAIに相談してみる」「AIを活用すれば効率化できるのでは?」という思考が自然に浸透し、試行錯誤を通じてAIへの理解が深まりました。
具体的には、議事録作成やExcel関数の作成、資料の要約や分析などでAIを積極的に活用し、業務の効率化や成果物のクオリティ向上に繋がっています。AIの活用範囲は着実に広がりを見せています。
今後の展望
現在は研修を受講した一部のスタッフが中心となり運用している段階ですが、今後はAIリスキリングや社内での勉強会を通じて、全社的に活用を推進する方針です。また、AIによる業務効率化や提案の高度化をさらに進め、会計業界だけでなく、バックオフィス全般のサポート強化を図っていきます。
特に、和歌山地域の企業に対しては、IT・AI活用の新たな可能性を示しながら、相談しやすい身近な会計事務所として信頼を得たいと考えています。「バックオフィス業務でAIといえば、西岡会計に頼れば安心だ」と言われるような存在となり、これからの急速なAIの発展に対応しながら、お客様の経営を強力にサポートできるように目指していきます。