1日450通届くメール対応を「確認して送るだけ」に。AIによる自動下書き生成で、専門業務への集中時間を劇的に創出
株式会社グッドヒルシステムズ 様
導入前の課題
- メール対応に多くの工数を割かれ、他の業務を圧迫していた
- メール返信の属人化と誤字・脱字のリスクがあった
- 仕組みとして生産性を底上げする術がなかった
導入後の効果
- メール返信の自動化で対応時間を大幅短縮
- 属人化排除による品質安定と誤字脱字の減少
- AIを業務フローに組み込むことで、会社全体の効率化を実現
目次
会社紹介
株式会社グッドヒルシステムズは、アナログ映像のデジタル変換を手がける、東京都内を拠点としたデジタルアーカイブ企業です。古いビデオテープやフィルムを、MP4やDVDといった現代的な形式に変換するサービスを展開しており、個人向けと法人向け双方に対応。
【顧客の大切な記録を高品質に保存する】という理念のもと、地道かつ丁寧な業務に取り組んでいます。映像技術とITを融合させた独自の事業モデルで、信頼を積み重ね、デジタル化の需要に応える形で成長を続けています。
生成AI導入前の課題感
顧客対応に費やす時間の多さが最大の課題でした。電話、メール、店頭での対応が日常的に発生し、映像変換などの専門業務に集中できないという状態が続いていました。特にメール対応は1日あたり450通にも及び、担当者の負担が大きく、生産性の低下が課題視されていました。
生成AI活用の効果
【導入システムの詳細】
デジライズが作成したのは「メール対応の自動支援システム」です。これは、膨大な顧客対応が専門業務を圧迫するという課題を解決するためのツールです。
その仕組みは、n8nとDifyを連携させ、メールボックスを定期的にクロールしてAIが自動で返信の下書きを作成するというものです。対応が必要なメールに対して、先方の情報を格納したナレッジベースをAIが参照し、最適な回答案を生成します。
これによって、特にテンプレート化しやすい納期確認や簡易的な問い合わせに対し、担当者はAIが作成した下書きを確認して送信するだけで済むようになりました。1通あたりの対応時間は1分以内にまで短縮され、技術部門が本来の専門業務に集中できる時間を大幅に創出することが可能になりました。
今後の展望
今回のメール対応で得た成果を「全社的なDX」の足掛かりにし、以下の2段階のロードマップに沿って活用の幅を広げていく計画です。
フェーズ1:電話応対の可視化とクレーム内容の分析
直近では、日々の電話対応で蓄積される自動文字起こしデータをAIで解析し、トラブルの兆候を早期に察知したり、応対品質の向上に向けたナレッジ共有に活かす構想です。これにより、メールだけでなく電話応対の負荷軽減と質の向上を両立させます。
フェーズ2:AIによる映像処理と業務全体のデジタル変革
中長期的には、AIによる映像処理(ノイズ除去や編集補助)といった、事業の核となる技術領域への導入も視野に入れています。技術的・コスト的な投資対効果を慎重に見極めつつ、生成AIを単なる部分最適で終わらせず、会社全体のシステムに組み込むことで、抜本的なデジタル変革へとつなげていく考えです。
