義務化で加速した生成AI活用!コア業務への時間投資が3倍に。
株式会社Dots 様

導入前の課題
- 生成AIを活用すべきと認識していたが、何から始めればよいか分からず実務に落とし込めなかった。
- 求人票作成や社員インタビュー記事、制度設計の事例収集など、人事に関わる間接業務に多大な時間を要していた。
- 生成AIの使い方が表面的で、社内に活用が定着せず、業務改善につながらなかった。
導入後の効果
- 研修により具体的な活用方法を理解し、業務へ効果的に導入できるようになった。
- 生成AIによるライティングや事例収集で作業時間が大幅に短縮され、効率が向上した。
- 活用を義務化し共有の場を設けることで文化として定着し、間接業務の時間は導入前の3分の1にまで圧縮された。
目次
会社紹介
株式会社Dots(ドッツ)様は、大阪府に拠点を置き、「社外の人事部」として中小・ベンチャー企業の人事課題を包括的に支援するサービスを展開しています。
「人事部がない」「人事にリソースを割けない」といった企業に対し、採用戦略の最適化、教育制度の仕組み化、定着・昇給を促す評価制度の構築など、成長フェーズに応じた柔軟かつ実践的な組織改革を提案。採用から制度設計まで、経営視点を取り入れた人事改革により、企業の組織力強化をサポートしています。
また、生成AIの業務活用にも積極的で、全社員が生成AIを活用する仕組みと文化を構築。業務の効率化と質の向上を両立させています。
中小企業の成長を支える次世代型人事支援を展開しています。
課題感
生成AIを業務に活用すべきだという意識はあったものの、「何から始めればよいか分からない」というのが導入前の大きな課題でした。
社内ではChatGPTの存在や活用例が話題になる一方、実際にツールを業務へ落とし込む手段や手順が分からず、生成AIの可能性を“知っているだけ”の状態にとどまっていました。
さらに、人事支援業務の中でも特に間接業務に工数がかかっており、求人票や社員インタビュー原稿の作成、制度設計に向けた事例収集や文案作成などに多大な時間を費やしていました。
生成AI活用の必要性は認識していたものの、実務にどのように取り入れるべきか分からず、研修導入前は「使えるものだと分かっていながら実行に移せない」という状況が続いていました。
生成AI活用の効果
デジライズの研修を受けたことで、「生成AIをどう実務に落とし込むか」がワークショップを通して具体的に理解でき、社内での活用が一気に進みました。
特に、求人票作成やインタビュー記事の執筆などに生成AIを組み込むことで、これまで時間がかかっていたライティング業務が大幅に短縮されました。
さらに、制度設計に必要な事例収集や草案づくりにも生成AIを活用することで、精度とスピードの両立が可能になっています。
加えて、一定期間は毎週メンバー間で気づきや使い方を共有する仕組みを設けたことで、社内全体に活用が定着しました。
その結果、間接業務にかかる時間は導入前の3分の1程度にまで圧縮され、よりコア業務に集中できる環境が整いました。
今後の展望
生成AIは社内の間接業務にすでに深く定着しており、今後は単なる効率化にとどまらず、新たな価値を生み出す段階へと進もうとしています。
具体的には、自社のサービスや支援内容そのものに生成AIを組み込み、クライアント企業に対してより付加価値の高いサポートを提供することを視野に入れています。
例えば、新しい人事支援サービスの一部に生成AIを導入することで、提供スピードや精度を高め、契約企業の成果向上に直結する支援を可能にすることを目指しています。さらに、業務効率化の先にある新たな収益構造の確立や利益率の向上も重要なテーマとして掲げています。社内で培った生成AI活用の知見を基盤に、今後は攻めの姿勢で事業拡大やサービス革新に挑んでいく方針です。