チャットGPT導入で最大30時間かかっていた業務が短縮-香りの専門企業のAI活用術-
アットアロマ株式会社 様
導入前の課題
- 複数名でのコンテンツ制作により、ブランドトーンの一貫性を保つことに難しさがあった
- 商品企画の資料作成やキャッチコピー考案に、1案件あたり20〜30時間の工数を要していた
- 問い合わせに対する返信など、文章構成に時間を要するメール対応に30分かかっていた
導入後の効果
- AIによる「叩き台」で作成時間を短縮、更に複数名でもブランドトーンを保てるように標準化を実現
- 思考の整理や構成案作成をAIが支援することで、1案件20〜30時間かかっていた商品企画の工数を劇的に削減
- 複雑な問い合わせ対応を30分から5分へ短縮し、本来の専門業務に注力できる環境を構築
目次
会社紹介
アットアロマ株式会社は、天然の香りを用いたセンティングデザインを提供する香りの専門企業です。「香りのある豊かな暮らし」を掲げ、オフィスやホテルといった商業施設のブランディング支援から、直営店舗・ECサイトでのアロマ製品販売まで幅広く展開しています。
天然アロマならではの機能性とデザイン性を活かしたプロデュース力は、大規模施設から個人の日常生活まで、多様なシーンで高く評価されています。
生成AI導入前の課題感
広報、EC、商品企画、ストア運営など、各部署で多様なアウトプットが求められる中、業務の重層化が課題となっていました。
特に記事などのコンテンツ制作においては、複数名で作業を行うためにブランドとしてのニュアンスやトーン&マナーを統一し、一貫性を保つことに苦慮していました。
また、商品企画部門では、アイデアを企画として練り上げ、資料やキャッチコピーに落とし込むなどのマーケティング関連業務に、1企画あたり20〜30時間ほどの時間を費やすこともありました。さらに、お問い合わせ対応では、内容の理解とは別に「文章化」という言語化作業に約30分を要することもありました。
生成AI導入研修後の効果
複数部署が参加する実践的な研修を通じ、AIを「叩き台作成」や「壁打ち相手」として活用するスキルを習得したことで、実務において大きな成果が得られています。
AIが学習したブランドトーンに基づき初稿を自動生成するフローを構築したことで、作成時間だけでなく、社内校正・確認作業の時間も劇的に削減しました。また、事務作業の効率化も進み、それまで構成案の作成に30分を要していた問い合わせに対するメール返信の起案が5分に短縮されるなど、日常業務のスピードが向上。これにより、確保できた時間を本来の専門性が求められるクリエイティブな業務に充てられるようになりました。
さらに、研修中からメンバー間で作成したGPTsをそれぞれが共有し合い、「どういった業務に向いているか、他チームでも使えそうか」といった議論を重ねたことで、AI活用の知見が個人に偏ることなく、チーム全体の資産として定着しています。
今後の展望
今後は、今回の研修に参加したマーケティングや商品企画などのメンバーが「ハブ」となり、営業部門など他部署へもこの成功体験とスキルを波及させていく計画です。
理想は、社員一人ひとりが、それぞれのチームの実務に即した形でAIを使い分けられている状態です。
忙しい日々の業務の中でも、AIを「業務量を軽減し、質を高めてくれるパートナー」と捉え、部署を越えた知見の共有をさらに加速させていきます。
香りの専門企業として、感性を大切にしながらテクノロジーを実務に取り入れ、より質の高い顧客体験の提供を目指していきます。
