AIチャットボット20体運用中!法律事務所の業務改革事例
弁護士法人クオリティ・ワン 様

導入前の課題
- セミナー資料作成やメルマガ執筆の負担が大きく、業務が逼迫していた。
- 企業のリーガルチェックの時短化、対応速度のUPを検討していた。
- AI導入の必要性は感じていたが、使いこなすノウハウが不足していた。
導入後の効果
- セミナー資料やメルマガの下書きをAIが作成し、大幅に時間短縮が実現。
- 業務ごとに特化したAIボットを活用し、法務関連のガイドラインを即座に参照可能に。
- 弁護士がAIを活用することで、顧客対応や戦略立案に集中できる環境が整った。
目次
会社紹介
弁護士法人クオリティ・ワンは、石川県金沢市に拠点を構え、企業法務を中心とした弁護士業務を展開しています。また、代表は社労士事務所および補助金申請支援会社の代表も務め、幅広い法務・経営支援を提供しています。少人数体制ながら、最新の法律情報やシステムを積極的に取り入れ、顧問先の支援を最優先に考えています。
その一環として、リスキリング研修を受講し、生成AIの導入を決定。AI技術を活用することで、業務の効率化と精度向上を目指し、日々の業務改善に取り組んでいます。
導入前の課題
通常の法律業務に加え、セミナー資料やメルマガ、ニュースレターといった広報・発信業務も行っており、法律記事の執筆やセミナー資料の作成は、弁護士の専門性を要する作業である一方、急ぎで対応することも多く、業務の質とスピードの両立が大きな課題となっていました。
また、顧問先企業への支援をより一層高めるため、リーガルチェックにおけるAIの活用を検討しておりました。
しかし、中にはツール導入のハードルを感じている社員もおり、業務効率化へのニーズはあったものの、社内全体での適切なノウハウの不足が足かせとなっていました。
生成AI活用の効果
生成AIを活用して弁護士業務の効率化を実現しました。特に、メルマガ記事やセミナー資料の作成において、AIが下書きを生成し、必要に応じて弁護士が編集する形を採用。これにより、資料作成の時間が大幅に削減され、弁護士が本来の業務により集中できる環境が整いました。
さらに、業務ごとのガイドラインをAIに学習させることで、迅速な情報提供が可能となりました。現在、約20の専門ボットを運用しており、法律相談前の準備や書類作成の初案作成をAIがサポート。これにより、業務のスピードが向上し、ミスの削減にもつながっています
今後の展望
現時点では主に弁護士が生成AIを活用していますが、今後は事務スタッフや新入社員にも活用の幅を広げる予定です。特に、新入社員向けの教育ボットを開発し、業務の早期キャッチアップを支援する仕組みを整える計画です。
また、補助金申請業務においても、AIを活用して書類作成の効率化を推進。公募要領や過去の採択事例をAIに学習させ、申請書類のドラフトを自動生成することで、業務負担の軽減と精度向上を目指します。
弁護士法人クオリティ・ワンは、今後もAI技術を積極的に取り入れ、さらなる業務効率化と顧客満足度向上を実現していきます。