2024.11.21
イベント・セミナー
【参加者200名超えの大盛況】AI・人工知能EXPO秋での登壇レポート:明日から使えるChatGPT実践テクニック7選を公開 ※プロンプト付き
AIをビジネスで活用したいという企業の皆様、こんにちは。デジライズ代表の茶圓です。
11月21日(木)に幕張メッセで開催されたAI・人工知能EXPO秋の特設会場「AI TABLE」にて、「最新の生成AIトレンドと今日から業務で使える活用術7選」というテーマで登壇させていただきました。約200名の方々にご参加いただき、立ち見が出るほどの盛況ぶりで、企業におけるAI活用への高い関心を実感いたしました。
日本企業のAI活用の現状
開発やAI導入に意欲的な企業が増える中、現状では日本企業のChatGPT活用率はわずか7%に留まっています。一方で、GMOインターネットグループなどの先進企業では、全社的なAI活用により月間107万時間の業務効率化を実現するなど、圧倒的な成果を上げています。
なぜこのような差が生まれるのか。150社1.5万人以上のAI研修を提供してきた経験から、その主な要因は:
- 具体的な活用ノウハウの不足
- セキュリティ面での懸念
- 継続的な活用を促進する仕組みの欠如
にあると考えています。
明日から使える!実践的な活用テクニック
セミナーで特に反響が大きかったのが、以下の実践テクニックです。すぐに活用いただけるよう、実際のプロンプト例も併せてご紹介します。
1. メール作成の効率化
#指示書
あなたは天才ライターでビジネスパーソンです。
{主旨}の内容を元に、以下の{条件}を満たして、{相手からの返信}を参考にしながら、メールの本文を書いてください。
#条件
・ビジネス用の丁寧な文体
・相手に失礼がなく、気を悪くしないように
・簡潔に無駄なく記載
・相手からの返信から送付先と送付元を読み取る
・送付先と送付元は完璧に理解して間違えないように
#相手からの返信
[相手のメールを貼付]
#主旨
[返信の意図を記載]
2. 会議議事録の自動生成
#指示書
あなたは、プロのライターです。
これから社内会議の議事録を丁寧に分かり易く作成します。
アップロードした会議の文字起こしをもとに、以下の形式で議事録を作成してください。
#条件
・改行と表形式も意識して視認性を高く
・発言内容をベースにわかりやすく
・発言以外の事を架空で想像しない
・重要情報は漏らさず丁寧に
#出力形式
①サマリー
②ネクストアクション
③ToDo(人物ごとにまとめる)
④その他備考
3. Excel業務の効率化
#指示書
あなたはExcelのプロフェッショナルです。
以下の課題に対する最適な解決方法を提案してください。
#条件
・初心者でも理解できる説明
・具体的な手順の記載
・関数やマクロが必要な場合はサンプルコードを提示
・注意点やベストプラクティスも併記
#課題内容
[具体的なExcelの課題を記載]
実際にこれらのプロンプトを活用することで、以下のような業務効率化を実現できています:
- メール作成時間:15分→3分
- 議事録作成:30分→2分
- Excel作業:1時間→15分
もっと詳しく知りたい方はこちらの動画をご確認ください。
2025年に向けた展望
セミナーでは、2025年に向けたAIトレンドについても解説させていただきました。特に注目すべきは「AIエージェント」の台頭です。
現在のAIは人間の指示に従って個別のタスクをこなす段階ですが、2025年頃からは:
- メールの作成・送信
- 会議のスケジュール調整
- データの収集・分析
- レポートの作成・配布
といった一連の業務を自律的に遂行するAIエージェントの実用化が進むと予測されています。
企業のAI活用を成功に導くために
登壇を通じて、多くの企業が「具体的にどこから始めればいいのか」という課題を抱えていることが分かりました。
この点について、弊社では:
①段階的な導入アプローチ
- まずは共通業務からの着手
- 成功体験の積み重ね
- 段階的な活用範囲の拡大
②包括的なサポート体制
- 企業向けの安全なAIプラットフォーム提供
- 段階的な研修プログラムの実施
- 1年間の継続的なサポート
を通じて、確実なAI活用の定着を支援しております。
さらなる活用に向けて
本日ご紹介したプロンプトやテクニックは、あくまで基本例です。業種や業務に応じてカスタマイズすることで、より高い効果を得ることができます。
より詳細な活用方法や、貴社の業務に合わせたカスタマイズについては、無料相談会でご案内しております。特に以下のような課題をお持ちの企業様は、ぜひご相談ください:
- AIの具体的な活用方法を知りたい
- 安全なAI活用環境を整備したい
- 社内でのAI活用を促進したい
- AI人材の育成方法を知りたい
【お問い合わせ】
https://digirise.ai/contact/
最後になりましたが、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。これからも最新のAI活用情報を発信してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。