専門家への相談をAIで「内製化」。イワイ株式会社が実現した、既存システムに縛られない業務改善
イワイ株式会社 様
導入前の課題
- 全社的な生産性向上に向けた具体的な導入手法やロードマップが確立されておらず、AIの活用が現場個人の裁量や自発性に依存していた
- 外部の専門家に頼っていた相談業務や、複雑な回答案の作成などを、外注や属人性に頼らざるを得なかった
導入後の効果
- 全員がAIのプロを目指すのではなく、「実務でAIを使う人」「業務課題とAIを繋ぐ人」「プロンプトを作成する人」の3層に役割を分けることで、迷いのない効率的な推進体制を構築した
- 専門業務の叩き台作成をAIで内製化。既存システムに縛られない汎用性の高い対応が可能になり、業務スピードが向上した
- 専門知識や高価なシステムなしで、データを投入するだけでQ&Aを構築。自社独自の知見を自分たちの手で簡単に資産化できる仕組みを整えた
目次
会社紹介
イワイ株式会社は、1946年の創業以来、石川・富山エリアのビジネスインフラを支え続けてきたオフィスソリューションの専門企業です。タイプライターの販売から始まり、時代の変化に合わせて複合機、PC、ネットワーク構築、そして現在は喫緊の課題となっているサイバーセキュリティ対策までを幅広く手掛けています。
「個人と会社、そして社会の幸せを目指す」という理念のもと、機器の保守からオフィスデザイン、通販サービスまでをワンストップで提供。長年培った信頼と最新のIT知見を武器に、地域の企業に寄り添う「信頼できるビジネスパートナー」として、北陸のDX推進を力強く支援しています。
生成AI導入前の課題感
北陸エリアで80年近い歴史を持つ事務機商社として、常に「最先端のビジネス機器」を顧客に届けてきました。しかし、自社内の生産性向上という点においては、大きな転換点を必要としていました。
社内には以前からAIに関心を持つメンバーがいましたが、その活用はあくまで「個人的な試行錯誤」の域を出ていませんでした。会社全体として「どう取り組むのか」という統一した方針やロードマップが見えておらず、活用が個人の自発性に委ねられていたのです。
単にツールとしてAIを導入するのではなく、組織としての生産性を抜本的に引き上げるための「一歩目」をどう踏み出すか。それが、デジライズの研修を導入する際の最大のテーマでした。
生成AI導入研修後の効果
研修を経て得られた最も大きな成果は、AIを「組織で使いこなすための戦略」が明確になり、特に社員の役割を3つのレイヤーに分けて捉える方向性を出せた点です。
「AIを日常業務で活用する人」
「実業務の課題とAIを紐づけて解決策を考える人」
「実際に高度なプロンプト(指示文)を構築する人」
全員が高度なスキルを習得するのではなく、それぞれの役割に応じた関わり方を定義したことで、組織としての導入プロセスが確立されました。
実務面でも、専門的な知見が必要な業務の内製化が進んでいます。これまで外部の専門家に相談していたような内容も、AIをパートナーに据えて叩き台を作成することで、自力で迅速に回答案をまとめられるようになりました。これにより、既存のシステムだけでは対応しきれなかった複雑な業務のスピードが向上しています。
さらに大きな発見だったのが、専門知識や高価なシステムが不可欠だと思い込んでいた「知見の資産化」が、チャットボットへのデータ投入だけで驚くほど簡単に実現できたことです。AIの専門家がいなくても自分たちの手でスピーディーに「知見の箱」を構築できる圧倒的な取り組みやすさに、AIの真の価値を実感しています。
今後の展望
イワイ株式会社が見据えるのは、AI活用を単なる「時短ツール」で終わらせず、新技術に前向きに挑戦する姿勢を組織の文化として定着させることです。
今後は、AIによって向上した生産性を数値で客観的に検証し、それを「従業員の報酬や評価」に正しく繋げていく仕組みづくりを進めていきます。AIを使って成果を出した人が正当に評価され、それが見える化されることで、職場環境の改善や幸福度向上に直結する。そんなポジティブなサイクルを回していく方針です。
北陸のDXを牽引するパートナーとして、AIを使いこなす人材を育成し、顧客の期待を超える価値を提供し続けていきます。
