生成AIを「使っているつもり」から「組織の力」へ-老舗商社が業務棚卸しで見出したAI活用の本質-

日笠商事株式会社 様

日笠商事株式会社

導入前の課題

  • 自社業務のどの工程にAIを適用すべきかの整理(棚卸し)ができておらず、具体的な活用イメージが持てなかった
  • SNS等の情報を参考にした個人の「使っているつもり」に留まり、知見を組織で共有する仕組みがなかった
  • 基礎的なリテラシーや活用の視点が不足しており、組織としてAIを使いこなす文化が醸成されていなかった

導入後の効果

  • 業務の棚卸しを並行して実施したことで、AIに任せるべき領域が明確になり、実務への適用範囲が大きく広がった
  • 演習を通じてシステムプロンプトの構造を理解したことで、テンプレートやチャットボットによる知見の共有と仕組み化を実現した
  • 全社員を対象としたリスキリング研修により、年齢や部署を問わず能動的にAI活用を模索する文化が定着した

目次

    会社紹介

    日笠商事株式会社は、1927年(昭和2年)の創業以来、地域密着型企業として岡山県北エリアのお客様との深い信頼関係に支えられながら事業を展開しています。

    現在は「DX」「AI」「オフィス環境改善」の3つを柱に、業務ソフトやクラウド、PC・ネットワーク構築、セキュリティ、事務機・複合機、オフィス家具、事務用品まで幅広く取り扱うオフィスソリューションの総合商社です。お客様の課題解決に直結する最適なシステムを提案し、地域の発展に貢献し続けています。

    生成AI導入前の課題感

    2027年に創業100周年という大きな節目を迎える日笠商事株式会社では、「オフィスソリューションの総合商社」として、自社内でもDXやAI活用を積極的に進めてきました。実際にChatGPTやCopilotの有料版・無料版を導入し、個人レベルでの利用は始まっていました。

    しかし、当時はSNSなどで流れてくる活用術を参考に、情報を断片的に取り入れるような利用に留まっていました。自社の業務のどの工程にAIを組み込むべきかという「業務の棚卸し」がなされないまま、AIを何となく使っているだけで満足してしまい、本質的な業務改善には繋がっていない「活用しているつもり」の状態が続いていたことが大きな課題でした。

    生成AI活用の効果

    今回の伴走支援とリスキリング研修を通じて、これまでの「なんとなく活用」から、「目的を持った活用」へと変化しました。

    特に大きかったのが、研修と並行して行った「業務の棚卸し」です。自分たちの日常業務を細かく分解し、どこにAIの力を借りるべきかを明確にしました。さらに演習を通じて「システムプロンプト」の概念を深く学んだことで、AIへの指示の精度が向上。実務に最適化されたテンプレートや、特定の業務に特化したチャットボットを作成・共有できるまでになりました。

    これにより、個人の中に留まっていたノウハウが組織の資産として共有されるようになり、活用の範囲が広がったことを実感しています。

    今後の展望

    今後は、AI Worksを全社的なプラットフォームとして位置づけ、全社員へアカウントを拡大していく計画です。

    特定の部署に留まることなく、全社一丸となってAI業務改善を推進していきます。具体的には、AIによるスライド作成やAIエージェントの活用など、テクノロジーの力を最大限に引き出すことで、岡山県北エリアのお客様により付加価値の高い提案ができる組織へと進化し続けていきたいと考えています。

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