「全員が主役」の会社づくりを実現へ “幸せを広げる”生成AI活用戦略
トーテック株式会社 様
導入前の課題
- 見積りや伝票処理が紙ベースで管理されており、業務が属人化し非効率になっていた
- AIやDXに対する社内理解や活用意識が十分に根付いていなかった
- 事業拡大に伴い情報の整理や業務の標準化が急務であった
導入後の効果
- 業務ノウハウや過去合意事項をAIが整理・要約することで、暗黙知が言語化され、引き継ぎや教育が効率化された
- 社員の間に「AIを使えばできるかもしれない」という発想が広がり、業務へのAI活用を検討する視点が根付きつつある
- 文章作成、事業計画、中長期戦略のドラフト作成や要点整理にAIを活用することで、意思決定の質が高まり、業務工数が削減された
目次
会社紹介
愛知県に本社を置くトーテック株式会社は、設計・製造・人材派遣の3領域で事業を展開しています。 自社で自動搬送装置やクレーン、無人台車などの自動化設備の設計・製造を完結できることが強みです。製造業に特化した人材派遣も行い、クライアントの現場に即した即戦力を供給しています。 創業22期目を迎え、同社が大切にしている経営理念は「関わる人、みんなで幸せに」。 社員が「ここで働けてよかった」と思える職場づくりを重視し、それが顧客への価値提供にもつながるという考えのもと事業を拡大しています。
生成AI導入前の課題感
導入前は社内に多くのアナログ業務が残っていました。製造部門では過去の見積りが紙で管理され、内容確認のためにファイルを何度もめくる作業が発生。伝票も手書きで管理され、作業効率の低下や属人化が深刻化していました。 加えて、AIやDXへの社内理解・活用意識はまだ十分に根付いておらず、業務の標準化や情報整理が急務でした。
生成AI導入研修後の効果
研修直後に劇的な変化が生じたわけではありませんが、社内には着実な変化が定着しています。主に文章作成や事業・中長期計画の作成・見直しに生成AIを活用しており、以下の効果が確認されています。
・思考の転換:社員の間に「AIを使えばできるかもしれない」という自発的な発想が広がり、業務をAIで補えるかを検討する視点が定着しつつあります。
・ 文章作成の効率化:社内外向け案内文や報告書の初稿をAIで作成することで作業時間が短縮され、表現の統一や読みやすさが向上しました。代表交代案内など重要文書の素案作成にAIを活用しています。
・長期計画の作成・見直し支援:事業計画や中長期戦略のドラフト作成、シナリオ比較、要点整理・要約にAIを活用することで、複数案の比較検討や定期的な見直しがスムーズになり、意思決定の質が高まりました。
・ナレッジの言語化・蓄積:業務ノウハウや過去合意事項をAIで整理・要約することで暗黙知の可視化が進み、引き継ぎや教育が効率化しています。
・定量的効果の今後への期待:現段階では主に業務時間削減や品質安定といった定性的効果が中心ですが、導入範囲拡大に伴い見積りや提案書作成のリードタイム短縮など定量的成果を測定していく計画です。
生成AIは単なる置き換えツールではなく、文章作成や計画立案といった知的業務を支援する存在として定着しつつあります。 その結果、考えるために要していた業務工数が削減され、意思決定や選択に回せる時間が増えている点も大きな成果です。これらは今後の事業拡大や対外的な価値提供の基盤となる見込みです。
今後の展望
同社はさらなる拡大を見据え、各事業の分社化とホールディングス体制の構築を目指しています。社員が自らの働き方やキャリアを主体的に選択できる環境を整え、「誰もが代表になれる会社」という理念の実現を目指します。 AIは社内の業務効率化だけでなく、クライアントへの価値提供にもつながる重要技術と位置づけられており、社内での定着後にはそのノウハウをクライアント向けの提案へと展開していく方針です。
