生成AIで「能動的な学習文化」を醸成 業務工数の大幅削減と組織変革を実現した軌跡
株式会社シェアウィズ 様
導入前の課題
- 議事録やメール作成で修正が多発し、AIの効果を実感できなかった
- プロンプト設計が自己流だったため、ブログ作成時に納得のいく回答が得られず、多大な試行錯誤が負担となっていた
- AIの仕組みを理解できず、業務への適用イメージが持てなかった
導入後の効果
- 議事録・メール作成の工数を半分以下に削減
- 迅速な「叩き台」の生成により、記事公開までのリードタイムを大幅に短縮
- 社員のAI学習意欲が向上し、能動的なツール活用文化が醸成
目次
会社紹介
株式会社シェアウィズは、大阪に本社を構えるeラーニング関連企業で、LMS「WisdomBase(ウィズダムベース)」を開発・提供しています。
主な導入先は大学や各種団体、企業など多岐にわたり、eラーニング教材の販売から検定試験・社内試験まで幅広く対応。最大の特徴は高いカスタマイズ性で、ユーザーのニーズに応じて柔軟なシステム構成が可能です。操作性にも配慮したUI/UXを重視し、自社開発が難しい企業でも簡単に導入できる点が評価されています。設立から約17年、教育とデジタルを融合し、学習プラットフォームのあり方を革新し続けています。
生成AI導入前の課題感
既に一部の業務で生成AIを取り入れてはいたものの、そのポテンシャルを最大限に活かしきれていない実態がありました。
フィールドセールスでは、商談後のフォローメール作成や議事録の準備にAIを利用していましたが、意図を汲み取らせるために何度も「壁打ち」を繰り返す必要があり、効率化には限界を感じていました。また、ブログ作成においては、自己流のプロンプトによる出力精度の低さに悩まされていました。納得のいく出力結果を出すまでだけで3時間以上パソコンの前で格闘し、そこからさらに内容の確認や文章を整える作業が必要だったため、1本の記事を完成させるまでに膨大な工数がかかっていました。
このように「ツールは持っているが、使いこなし方が分からない」という、現場レベルでのスキルの属人化と非効率さが組織全体の課題となっていました。
生成AI導入研修後の効果
「手探りでの利用」から「目的を持った活用」へと進化しました。仕組みを基礎から学んだことで的確なプロンプト設計が可能になり、議事録やメール作成時間は半分以下に圧縮されました。
ブログ作成でも、AIが質の高い「叩き台」を迅速に生成することで、公開までの工数を大幅に削減。以前は回答を得るだけで3時間以上を要していましたが、現在は最終確認を含めてもトータル約3時間で完了します。これにより、人間が情報の検証や推敲といった本質的な作業に注力できる体制が整いました。
さらに数値以上の成果として、社員のマインドセットが大きく変化しました。研修でAIの奥深さに触れたことで、最新情報を自ら能動的にキャッチアップする習慣が定着。プロンプト設計の重要性を理解したことで、未導入の業務に対しても「どうAIを活用できるか」と自発的に考え、適用範囲を広げようとする姿勢へと進化しました。
今後の展望
研修で得た知見を個人のスキルに留めず、いかにして「会社の業務」として標準化し、フィットさせていくかが重要になると考えてしています。
まずは、今回先駆者として学んだメンバーが、社内でAI活用を推進する担い手となり、実務レベルでのナレッジ共有を強化していきます。具体的にはGeminiを活用したリサーチや、スライド作成の自動化といった高度な活用例を組織全体へ展開していく予定です。また、Difyを活用した Slack や HubSpot とのシステム連携など、開発領域も含めた業務フローの再構築にも挑戦し、社内の伝達工数を徹底的に削減していく構想です。
セキュリティリスクや情報管理の重要性についても研修で深く理解したことを活かし、安全かつ効果的なAI活用を推進することで、教育プラットフォームを提供する企業としてさらなる生産性の向上と、顧客への価値提供を加速させていきます。
