社会保険労務士法人が挑む「AI×ノウハウ資産化」の全貌

BIZARQ社会保険労務士法人 様

BIZARQ社会保険労務士法人

導入前の課題

  • メンバー間でのAI・ITリテラシーの格差
  • 法改正の調査やシステム操作の確認など、日常的に発生する「調べ物」の負担
  • 給与計算や手続き代行といった、毎月繰り返し行われるルーティン業務の負担
  • メンバーそれぞれの経験年数の差に起因する、業務ノウハウの属人化

導入後の効果

  • 生成AI研修を通じた全社的なボトムアップにより、AIが日常業務のインフラとして浸透
  • NotebookLMの活用で社内QAを構築し、情報の検索・調査コストを劇的に削減
  • AIやRPAによるルーティン業務の効率化に加え、画像生成AIによるチラシ制作などの内製化も実現
  • Notion AIで日々の業務履歴を資産化し、経験年数に関わらず高い精度でアウトプットできる体制を構築

目次

    会社紹介

    BIZARQ社会保険労務士法人は、山口県下関市と東京都新宿区の2拠点を構える社会保険労務士事務所です。創業4期目を迎え、約13名のメンバーのうち半数近くがフルリモート・フルフレックスで勤務するなど、士業の枠にとらわれない柔軟な働き方を実践しています。

    社労士業界は資格保有者の平均年齢が55歳、特に山口県内では60歳を超えるとも言われる非常に年齢層が高い業界です。その中で私たちは、30代が中心の若いチームで運営しています。「士業=お堅い」というイメージではなく、ベンチャー企業のような雰囲気の中で、お客様にとっての「相談しやすさ」を何よりも大切にしています。

    生成AI導入前の課題感

    私自身、もともと新しいテクノロジーを前向きに取り入れていきたいという思いがあり、個人レベルで情報を集めたり、実際にAIツールを触ってみたりしていました。しかし、組織全体を見渡すと、AIに興味を持つメンバーがいる一方で、苦手意識から距離を置いているメンバーもいて、活用のレベルに大きな差があることが課題でした。

    また、メンバーそれぞれの「経験年数の差」によるノウハウの属人化も大きな悩みでした。社労士業務の特性上、どうしても判断や回答の根拠が個人の経験に紐づいてしまいがちです。常に最新の情報を追うための「調べ物」の負担も大きく、これまではGoogle検索などのアナログな手法に頼らざるを得ませんでした。毎月必ず発生する給与計算や定型的な手続きなど、工数がかさむルーティン業務も多く、これらの効率化が組織全体の生産性を左右するという認識を持っていました。

    生成AI導入研修後の効果

    デジライズの研修を導入し、全社員がAIと向き合う時間を確保したことで、組織文化は大きく変わりました。特定の誰かだけでなく、全員がChatGPTやGeminiを「当たり前のツール」として使いこなすボトムアップが実現したと感じています。

    具体的な活用面では、まずNotebookLMにシステムマニュアルや社内規定を学習させ、社内Q&Aボットとして活用しています。これにより、専門的な情報の検索時間が大幅に短縮されました。さらに画期的なのは、日々の業務履歴をNotionに蓄積し、Notion AIで呼び出す仕組みを構築したことです。

    「過去に私が顧客に対してどのように回答したか」という属人化しがちなノウハウが資産化されたことで、経験の浅いスタッフでも私の思考に近い精度の回答案を迅速に作成できるようになりました。さらに、最新の画像生成モデルを活用し、社内勉強会の図解やセミナーチラシなども内製化しています。クリエイティブな領域にもAIの恩恵が広がっているのを実感しています。

    今後の展望

    私が描く未来は、AIと人間が役割を明確に分担するスタイルです。

    手続き、給与計算、一般的な相談対応といったルーティン業務は、AIやRPAに任せて自動化していきます。その分、空いた時間で私たち人間(社労士)は、顧客の会社の未来をより良くするための提案や、まだ顕在化していない労務リスクへの対策など、より付加価値の高いコンサルティングに注力したいと考えています。

    業務履歴を学習し続ける「自社専用AI」を磨き上げることで、社内のナレッジをすべて資産に変えていく。BIZARQ社会保険労務士法人は、テクノロジーを味方につけ、次世代の士業事務所のあり方を体現し続けていきます。

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