Excel作業が30分→5分に短縮!看板製造企業の属人化の解消と業務効率化の成功事例
株式会社TOC 様
導入前の課題
- ビジネスメールの添削を一部の社員に頼っており、確認に時間がかかっていた
- 多店舗情報の表作成を手作業で行っており、業務負荷が高かった
- マニュアルが細かすぎて理解されづらく、情報伝達が非効率だった
導入後の効果
- メール添削がAIで完結し、1件10分の作業が不要に
- 店舗情報の表作成が30分→5分に短縮
- マニュアルを読み込んだチャットボットで、即時の情報アクセスが可能に
目次
会社紹介
大阪府に拠点を置くTOCは、看板のデザインから施工、設置後の安全確認までを一貫して手がける製造業の企業です。個人経営の店舗から大手家電量販店、複合商業施設まで、さまざまな業種に対応しており、大小問わず多様な看板の制作実績を有しています。近年では、看板以外にもアーティストのライブツアーグッズやロゴデザインなど、クリエイティブ領域への事業展開も進めています。
また、社内では毎年社員旅行を実施しており、沖縄や韓国など海外への渡航も行うなど、社員間の交流を大切にする風土があります。外国籍の社員も在籍し、社内の多様性と新たな挑戦に柔軟に対応できる企業文化を育んでいます。
生成AI導入前の課題感
生成AI導入前は、いくつかの課題を抱えていました。特に、社員数が限られている中で、一部のスキルを持つ社員に作業が集中する「属人化」が深刻で、業務の効率化が停滞していました。
たとえば、ビジネスメールの添削では文章作成に慣れた社員がその都度確認対応しており、1件ごとに時間がかかっていました。さらに、クライアントの全国店舗情報をまとめる表の作成は、ExcelやGoogleスプレッドシートを使ってすべて手作業で行われ、非常に負荷の高い作業となっていました。
また、業務マニュアルの内容が細かすぎて理解しづらく、情報伝達が非効率になっていた点も、業務全体のスムーズな運用を妨げる要因となっていました。
生成AI活用の効果
生成AI研修を受講したことで、社内全体にAI活用の意識とスキルが定着し、目に見える業務改善が実現しました。従来は個人レベルにとどまっていたAIの活用が、組織全体での取り組みに進化したことが大きな成果です。
具体的には、ビジネスメールの添削では、1件につき約10分かかっていたチェック作業が、各自のAI活用によって個人で完結できるようになり、業務のスピードが向上。待ち時間の削減にもつながりました。さらに、クライアントの店舗情報をまとめる表作成も、AIへの指示だけで完了できるようになり、従来30分かかっていた作業がわずか5分に短縮されています。
加えて、これまで内容が伝わりづらかったマニュアルをAIに読み込ませたことで、社員がチャットボットを使って必要な情報を即座に取得できる環境が整い、社内の情報共有や自己解決のスピードが大きく向上しました。
業務外でもすでにAIの活用が始まっており、社員旅行では、工程表の作成や集合時間の設定、観光地や飲食店の検索まで、生成AIが活用されました。従来であれば多くの時間を要した旅行計画も、短時間かつ精度高く進められるようになり、社員からも好評を得ています。
今後の展望
今後は、チャットボットの活用をさらに広げ、業務の属人化を一層解消しながら、各部門が自律的に効率化を進めていける体制づくりを目指しています。
また、外国人社員とのコミュニケーションの円滑化にもAIが寄与しており、社内での情報共有の幅が広がっています。今後はこうした事例を社内で積極的に共有しながら、全社員が週3回以上自然にAIを活用する文化を醸成し、「全員が使いこなす」体制の実現を目指していきます。
